(終了)最終回:伝説から歴史へ ―私たちがあの時観たもの
2015/11/23(月祝)16:00-18:00

[シリーズ・検証、中村政人の視線 その1]
1989年-94年当時の日本のアートシーンを知る関係者を迎え考察

90年代前半のアートシーンを検証し、現在と未来のアートのあり方を考察するためのトークシリーズ。
当時中村と共に活動した作家、批評家、ギャラリスト等、多彩なゲストを登壇者としてお迎えします。

「最終回:伝説から歴史へ ―私たちがあの時観たもの」

日 時:2015/11/23(月祝)16:00-18:00
会 場:3331 Arts Chiyoda 1階 ラウンジ
出 演:椹木野衣(美術批評家・多摩美術大学教授)、中ザワヒデキ(美術家)
聞き手:原 久子(アートプロデューサー)

1989年から1994年までの日本の現代アートシーンを総括的に振り返ることになるであろう「最終回」。
椹木野衣氏も当時を実体験しているひとりとして参加します。

椹木氏は後に『日本・現代・美術』においては95年をひとつのメルクマールとし、日本を「悪い場所」と規定して日本の現代アートを定義づけました。本シリーズはちょうどそのプレヒストリーとなります。美術史の著作等、独自の活動を続ける美術家・中ザワヒデキ氏とともに大いに議論を深めて頂きます。

▲楠見清・椹木野衣・有馬純寿 ©Masato Nakamura

▲中ザワヒデキと太陽の塔 ©Masato Nakamura

《出演者プロフィール》

椹木野衣(美術批評家・多摩美術大学教授家)
1962年、秩父市生まれ。同志社大学文学部文化学科を卒業後、東京を拠点に批評活動を始める。最初の評論集『シミュレーショニズム』(増補版、ちくま学芸文庫)は、90年代の文化動向を導くものとして広く論議を呼ぶ。また同時に村上隆やヤノベケンジ、飴屋法水らと挑発的な展覧会をキュレーション。
主著『日本・現代・美術』(新潮社)では日本の戦後を「悪い場所」と呼び、わが国の美術史・美術批評を根本から問い直してみせた。他に1970年・大阪万博の批評的再発掘を手がけた『戦争と万博』(美術出版社)、岡本太郎を徹底して読み解いた『岡本太郎 爆発大全』(河出書房新社、監修)など編著書多数。2007年から08年に掛け、ロンドン芸術大学TrAIN客員研究員として英国に滞在。新刊・近刊に『後美術論』(美術出版社)、『アウトサイダー・アート入門』(幻冬舎)、『戦争画とニッポン』(会田誠との共著、講談社)、『日本美術全集 19巻 拡張する戦後美術』(編著、小学館、8月25日刊)、『Don' t Follow the Wind 公式カタログ 2015)』(共編著、河出書房新社、9月刊)など。

中ザワヒデキ(美術家)
日本人男性美術家。1963年新潟県生まれ。千葉大学医学部卒。
1983-1989年:アクリル画。1990-1996年:バカCG。
1997-2005 年:方法絵画。2006年- :本格絵画、新・方法、他。宣言「方法主義宣言」「新・方法主義宣言」。著書「近代美術史テキスト」「西洋画人列伝」「現代 美術史日本篇1945-2014」。特許「三次元グラフィックス編集装置」「造形装置および方法」。CD「中ザワヒデキ音楽作品集」。

原 久子(アートプロデューサー)
「Art & Critique」誌(京都造形芸術大学)の編集を経て97年よりフリーで関西を拠点に国内外で現代アート、映像、メディアアート等の展覧会・イベント企 画など行なう。共同企画に「思い出のあした」(京都市美術館)「六本木クロッシング2004」(森美術館)「Between Site & Space 」( 2008 トーキョーワンダーサイト渋谷、2009 ARTSPACE シドニー)「あいちトリエンナーレ2010」(愛知県美術館ほか)など多数。 共編著「変貌する美術館」(昭和堂)ほか。大阪電気通信大学教授。

[トークイベント参加チケット] ※展覧会入場チケットとは別途必要です。
■ 一般1,200円(学生800円)
■ 10/12「上映会&パーティー」のみ一般1,800円(学生1,200円)
お申込み:Peatiexにて事前にご予約ください。(ご予約開始は8月末予定)
※いずれの回もワンドリンク付き。椅子席には限りがあります。

[トーク連続割引チケット]
複数回のチケットをご購入頂くことで割引がございます。
■ 全9回通し券:「上映会&パーティー」を含む全9回に参加可能。/一般5,000円(学生4,500円)
■ 3回券:3回まとめて予約で割引。お好きな回をお選び下さい。※10/12「上映会&パーティー」を除く。/一般2,400円(学生1,600円)
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