90年代前半のアートシーンを検証し、現在と未来のアートのあり方を考察するためのトークシリーズ。
当時中村と共に活動した作家、批評家、ギャラリスト等、多彩なゲストを登壇者としてお迎えします。
日 時:2015/10/12(月祝)16:00-18:00
会 場:3331 Arts Chiyoda 1階 ラウンジ
出 演:西原 珉(心理療法士)
聞き手:原 久子(アートプロデューサー)
現在アメリカ在住の西原 珉(にしはら みん)氏は東京藝術大学卒業後、中村政人ほかと同世代のキュレーター、オーガナイザーとして、またライターとして90年前後の東京の現代アートシーンとは不即不離で活動をしてきました。
同時期に関西で編集、ライター、アートマネジメントの活動をはじめていた原久子さんを聞き手に迎え、「今だから話せること」をたっぷりと語って頂きます。
▲西原珉/鶴橋 1992年 大阪 ©Masato Nakamura
「中村と村上展」はじめ様々な展覧会のブレーンとして当時、活躍した西原珉。小山登美夫、村上隆と共に伝説的な現代美術愛好誌『アートサミットメンバーズ』を刊行しました。
▲西原珉 ©Masato Nakamura
▲『fo(u)rtunes』展オープニング02/西原珉 1993年 東京 ©Masato Nakamura
西原珉が監修したレントゲン藝術研究所の「fo(u)rtunes」展には小沢剛・中野渡尉隆・会田誠・鳴海暢平が参加。会田誠は本展でアーティストとしての本格デビューを果たしました。
西原 珉(心理療法士)
東京芸術大学芸術学科卒業。90年代、東京を拠点に美術・カルチャーのライター、インディペンデント・キュレーターとして活動。
2000年に渡米後は、曽根裕スタジオLAのマネージメントをする傍ら、臨床心理カウンセリングの修士号を取得。現在は、カリフォルニア州認定MFTインターンとしてDVシェルターやメンタルヘルス施設でカウンセリングに携わっている。ロサンゼルス在住。
原 久子(アートプロデューサー)
「Art & Critique」誌(京都造形芸術大学)の編集を経て97年よりフリーで関西を拠点に国内外で現代アート、映像、メディアアート等の展覧会・イベント企画など行なう。共同企画に「思い出のあした」(京都市美術館)「六本木クロッシング2004」(森美術館)「Between Site & Space 」( 2008 トーキョーワンダーサイト渋谷、2009 ARTSPACE シドニー)「あいちトリエンナーレ2010」(愛知県美術館ほか)など多数。 共編著「変貌する美術館」(昭和堂)ほか。大阪電気通信大学教授。
[シリーズ・検証、中村政人の視線 その1]
・11/15 15:00-17:00「ザ・ギンブラート、新宿少年アート… 扉の内側の“展示”という概念を打ち破り外に出た少年たち」
・11/23 16:00-18:00「最終回:伝説から歴史へ ─私たちがあの時観たもの」
・(終了)10/10 15:00-17:00「はじまりのはじまり ─80年代後半からの新たな動向の目撃者の証言」
・(終了)10/12 16:00-18:00「ことの次第はこうやって転がる ─アーティストたちの傍らにつねにいた西原 珉が語る90年前後」
・(終了)10/12 19:00-21:00「中村と村上展/ザ・ギンブラート/新宿少年アート」ドキュメント映像 上映&パーティー
・(終了)10/18 15:00-17:00「再考:90年前後の東京のアートシーン。そのとき何が起こっていたのか?」