90年代前半のアートシーンを検証し、現在と未来のアートのあり方を考察するためのトークシリーズ。
当時中村と共に活動した作家、批評家、ギャラリスト等、多彩なゲストを登壇者としてお迎えします。
日 時:2015/10/10(土)15:00-17:00
会 場:3331 Arts Chiyoda 1階 ラウンジ
出 演:村田真(美術ジャーナリスト)、中村政人(アーティスト)
聞き手:中ザワヒデキ(美術家)
初回は美術ジャーナリストの村田真氏をゲストに迎え、美術家の中ザワヒデキ氏をまじえて80年代後半、主に東京での現代アートシーンを検証していきます。
中村政人の本格的なデビュー前、ひとつ上の世代による現代アートシーンの形成期から、90年代初頭のまったく新たな動向の誕生までを目の当たりにしてきたジャーナリストの視点により、中村政人と東京アートシーンを振り返ります。
▲ザ・ギンブラート 1993年 東京 ©Masato Nakamura
▲中ザワヒデキ 1992年 東京 ©Masato Nakamura
▲床屋マーク/原宿 ©Masato Nakamura
村田真(美術ジャーナリスト)
1954年、東京生まれ。ぴあ編集部を経てフリーランスの美術ジャーナリスト。著書に『美術家になるには』『アートのみかた』、共著に『社会とアートのえんむすび』『日本の20世紀芸術』など。東京造形大学、慶応義塾大学、実践女子大学非常勤講師、BankARTスクール校長を務める。
中村政人(アーティスト)
1963年生まれ。アーティスト。東京藝術大学絵画科准教授。「美術と社会」「美術と教育」との関わりをテーマに様々なアート・プロジェクトを進める。2010年6月よりアーティスト主導、民設民営のアートセンター「アーツ千 3331」を立ち上げる。平成22年芸術選奨受賞。2011年より震災復興支援「わわプロジェクト」、2012年より東京・神田のまちの創造力を高めるプロジェクト「トランスアーツトーキョー」を始動。
中ザワヒデキ(美術家)
日本人男性美術家。1963年新潟県生まれ。千葉大学医学部卒。
1983-1989年:アクリル画。1990-1996年:バカCG。
1997-2005年:方法絵画。2006年- :本格絵画、新・方法、他。
宣言「方法主義宣言」「新・方法主義宣言」。著書「近代美術史テキスト」「西洋画人列伝」「現代美術史日本篇1945-2014」。特許「三次元グラフィックス編集装置」「造形装置および方法」。CD「中ザワヒデキ音楽作品集」。
[シリーズ・検証、中村政人の視線 その1]
・11/15 15:00-17:00「ザ・ギンブラート、新宿少年アート… 扉の内側の“展示”という概念を打ち破り外に出た少年たち」
・11/23 16:00-18:00「最終回:伝説から歴史へ ─私たちがあの時観たもの」
・(終了)10/10 15:00-17:00「はじまりのはじまり ─80年代後半からの新たな動向の目撃者の証言」
・(終了)10/12 16:00-18:00「ことの次第はこうやって転がる ─アーティストたちの傍らにつねにいた西原 珉が語る90年前後」
・(終了)10/12 19:00-21:00「中村と村上展/ザ・ギンブラート/新宿少年アート」ドキュメント映像 上映&パーティー
・(終了)10/18 15:00-17:00「再考:90年前後の東京のアートシーン。そのとき何が起こっていたのか?」