(終了)ザ・ギンブラート、新宿少年アート…
扉の内側の”展示”という概念を打ち破り外に出た少年たち
2015/11/15 (日) 15:00-17:00

[シリーズ・検証、中村政人の視線 その1]
1989年-94年当時の日本のアートシーンを知る関係者を迎え考察

90年代前半のアートシーンを検証し、現在と未来のアートのあり方を考察するためのトークシリーズ。
当時中村と共に活動した作家、批評家、ギャラリスト等、多彩なゲストを登壇者としてお迎えします。

「ギンブラート、新宿少年アート…扉の内側の“展示”という概念を打ち破り外に出た少年たち」

日 時:2015/11/15(日)15:00-17:00
会 場:3331 Arts Chiyoda 1階 ラウンジ
出 演:会田 誠(美術家)、宇治野宗輝(美術家)、小沢 剛(美術家)
聞き手:楠見 清(美術編集者)

いまや日本を代表する現代美術作家の会田誠(1965年生まれ)、宇治野宗輝(1964年生まれ)、小沢剛(1965年生まれ)の三氏は、中村政人とはほんの少しだけ下の世代ということになります。
ともに中村政人がオーガナイズした路上展覧会「ザ・ギンブラート」、「新宿少年アート」では後輩であるまだ無名の若手作家としてそれぞれの作品を発表しています。

聞き手に元・美術手帖編集長の楠見清氏をお迎えし、混沌とした当時の状況を作家の視点からそれぞれに語って頂きます。

▲『マラリアアートショウ』01/宇治野宗輝 ©Masato Nakamura

▲小沢剛 ©Masato Nakamura

▲『THE GINBURART』会田誠パフォーマンス ©Masato Nakamura

《出演者プロフィール》

小沢 剛(美術家)
1965年東京生まれ。東京芸術大学在学中から、風景の中に自作の地蔵を建立し、写真に収める《地蔵建立》開始。93年から牛乳箱を用いた超小型移動式ギャラリー《なすび画廊》や《相談芸術》を開始。99年には日本美術史の名作を醤油でリメイクした《醤油画資料館》を制作。2001年より女性が野菜で出来た武器を持つポートレート写真のシリーズ《ベジタブル・ウェポン》を制作。2004年に個展「同時に答えろYesとNo!」(森美術館)、09年に個展「透明ランナーは走りつづける」(広島市現代美術館)を開催。13年には「光のない。(プロローグ?)」(作:エルフリーデ・イェリネク)において、初めて舞台演出、美術を手がける。

宇治野宗輝(美術家)
1964年東京都生まれ。90年代より「LOVE ARM(ラヴ・アーム)」シリーズをはじめとするサウンドスカルプチャーを制作、またそれらを使ったパフォーマンスを行っている。2004年からは、大量消費社会が急速に拡大した20世紀以降の「物質世界のリサーチ」として、モーターを使った家電製品や自動車、家具、中古レコードなど、世界中どこにでもある日常的なモノと技術をDIYで組み合わせた、サウンド/スカルプチャー/パフォーマンスのプロジェクト「The Rotators(ザ・ローテーターズ)」に取り組み、世界各地の展覧会に参加している。2013年には彫刻の森美術館(箱根)において国内初となる美術館での個展「POP/LIFE」を開催。

会田 誠(美術家)
1965年新潟県生まれ。1991年東京藝術大学大学院美術研究科修了。
絵画、写真、映像、立体、パフォーマンス、インスタレーション、小説、漫画、エッセイなど表現領域は国内外多岐にわたる。
小説『青春と変態』(ABC出版、1996年/筑摩書房、2013年)、漫画「ミュータント花子」(ABC出版、1999年/ミヅマアートギャラリー、2012年)、エッセイ集「カリコリせんとや生まれけむ」(幻冬舎、2010年)、「美しすぎる少女の乳房はなぜ大理石でできていないのか」(幻冬舎、2012年)など著作多数。
近年の主な個展に「天才でごめんなさい」(森美術館、東京、2012-13年)、「考えない人」(ブルターニュ公爵城、ナント、フランス、14年)「世界遺産への道!! 〜会いにいけるアーティストAMK48歳」 (鹿児島県霧島アートの森、14年)など。9月12日から11月3日まで新潟県立近代美術館で個展「ま、Still Aliveってこーゆーこと」が開催される。

楠見 清(美術編集者)
略歴 1963年生まれ。86年より『美術手帖』編集者としてアート・シーンの現場に立合う。同編集長、京都造形芸術大学客員教授を経て、現在首都大学東京准教授。著書『ロックの美術館』、共著『現代アート事典』、『20世紀末・日本の美術──それぞれの作家の視点から』ほか。展覧会企画に「KRAZY! The Delirious World of Anime + Comics + Video Games + Art」共同キュレーター(バンクーバー美術館)、「Where Heaven meets Earth」ディレクター(FILE 2014、サンパウロ)ほか。

[トークイベント参加チケット] ※展覧会入場チケットとは別途必要です。
■ 一般1,200円(学生800円)
■ 10/12「上映会&パーティー」のみ一般1,800円(学生1,200円)
お申込み:Peatiexにて事前にご予約ください。(ご予約開始は8月末予定)
※いずれの回もワンドリンク付き。椅子席には限りがあります。

[トーク連続割引チケット]
複数回のチケットをご購入頂くことで割引がございます。
■ 全9回通し券:「上映会&パーティー」を含む全9回に参加可能。/一般5,000円(学生4,500円)
■ 3回券:3回まとめて予約で割引。お好きな回をお選び下さい。※10/12「上映会&パーティー」を除く。/一般2,400円(学生1,600円)
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