(終了)領域を超えて表現するアーティストが描くポスト2020
2015/10/24(土)16:00-18:00

[シリーズ・検証、中村政人の視線 その2]
2020年とその後を見据えた〈アート × 産業 × コミュニティ〉の現在と未来

「アート × 産業 × コミュニティ」。それは、アート界の基盤を拡張・改革するための基本構想として中村は提案しています。
この基本構想を基軸に、各シーンのキーパーソンを迎えて2020年とその先の日本について議論を展開します。

「領域を超えて表現するアーティストが描くポスト2020」

日 時:2015/10/24(土)16:00-18:00
会 場:3331 Arts Chiyoda 1階 ラウンジ
出 演:宇川直宏(“現在”美術家/DOMMUNE主宰)、佐藤直樹(Asylアートディレクター/SOBO共同代表)、中村政人(アーティスト)
聞き手:五所純子(文筆家)

90年代以降、現代アートの多様な展開は領域横断性をひとつの掛け金として、表現の本質に届くべく思考の度合いを深め、産業としての自律もめざして試行錯誤してきました。

90年代からグラフィックデザインのみならず映像、テキスト、美術の文脈で活動を続けインターネットのライブストリーミングチャンネル、DOMMUNEを主宰する”現在”美術家・宇川直宏氏および、デザイン集団ASYLを率いて、2000年代には空きビルを活用した建築・デザイン・アートの複合イベントCETを起動させ、現在、自身も”画家”として活動をはじめたアートディレクター佐藤直樹氏を迎え、中村政人と徹底討論。

モデレーターとして文筆家・五所純子氏が彼らから話を引き出します。

▲TRANS ARTS TOKYO 2014の一貫として開催された宇川直宏キュレーションによるDOMMUNE KANDA INDUSTRIAL.

▲佐藤直樹氏による木炭画《そこで生えている。》

《出演者プロフィール》

宇川直宏("現在"美術家)
1968年香川県生まれ。映像作家/グラフィックデザイナー/VJ/文筆家/京都造形芸術大学教授/そして"現在美術家".....幅広く極めて多岐に渡る活動を行う全方位的アーティスト。既成のファインアートと大衆文化の枠組みを抹消し、現在の日本にあって最も自由な表現活動を行っている自称「MEDIA THERAPIST」。2010年3月に突如個人で立ち上げたライブストリーミングスタジオ兼チャンネル「DOMMUNE」は、開局と同時に記録的なビューアー数をたたき出し、国内外で話題を呼び続ける“文化庁メディア芸術祭推薦作品”。現在、宇川の職業欄は「DOMMUNE」。http://www.dommune.com

佐藤直樹(Asylアートディレクター/SOBO共同代表)
1961年東京生まれ。北海道教育大学卒業後、信州大学で教育社会学・言語社会学を学ぶ。美学校菊畑茂久馬絵画教場修了。独学でデザインを始め、1994年『ワイアード』日本版創刊アートディレクターに就任。その後、多ジャンルのデザインに関わる。デザイン会社「アジール」主宰。オルタナティブスペース「ソーボー」運営。「アーツ千代田3331」デザインディレクター。美学校「絵と美と画と術」講師。多摩美術大学教授。現在、完成が想定されない長尺の絵画を描き続けている。

中村政人(アーティスト)
1963年生まれ。アーティスト。東京藝術大学絵画科准教授。「美術と社会」「美術と教育」との関わりをテーマに様々なアート・プロジェクトを進める。2010年6月よりアーティスト主導、民設民営のアートセンター「アーツ千 3331」を立ち上げる。平成22年芸術選奨受賞。2011年より震災復興支援「わわプロジェクト」、2012年より東京・神田のまちの創造力を高めるプロジェクト「トランスアーツトーキョー」を始動。

五所純子(文筆家)
文芸や映画の分野を中心に執筆活動をおこなう。著書に『スカトロジー・フルーツ』など。DOMMUNEでは前衛料理番組「五所純子の味平」を皮切りに、ヤン・シュヴァンクマイエル、灰野敬二、デヴィ夫人など、かずかずの聞き手をつとめる。

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